Model-9801 振動波形記録計 バイブロレコーダ
製品の特徴
より小さく、使いやすく。振動の記録に最適です!
・振動計と接続して簡単に波形記録が出来ます
・C F カードに記録して、パソコンへ転送できます
・衝撃波形を記録するためのトリガ、プリトリガの機能があります
・振動波形などの電圧信号を最高400kH zサンプリングで記録出来ます
・F F T 解析ソフト(オプション)を使うことで周波数分析が出来ます
・サンプリングタイムの切替で、高速記録・ 長時間記録と使い分けができます
- 4.3型TFTカラー液晶表示の小型レコーダです。本体質量約600gと軽量で持ち運びが楽。
- 弊社の携帯振動計をはじめ、その他の振動計との組み合わせに適しています。
用途例
振動波形を記録するのに最適なレコーダ/記録計
振動の波形は、建物・地盤などの極低周波数のものから、高速スピンドルなどの高周波数のものまで広い範囲に広が っています。MODEL-9801はそれらの広帯域に対応できるレコーダです。また、トリガ機能を持つため、異常振動が生 じた時のみ信号を記録するという効率的な使い方ができます。
■モーターポンプなど回転機械の振動
送風機の振動波形を変位モードで表示した例
振動波形が見やすいように時間軸と電圧軸を変更できます。波形を確認しながら変更できるので、操作が簡単です。
■ベアリング異常など高周波の振動
より高周波数の振動波形を加速度モードで表示した例
表示は、高分解能のTFT液晶で非常にきれいです。細かい波形も精度よく観測できます。画面右下の保存ボタンを押すことで、簡単に波形の保存ができます。
■落下衝撃の加速度波形
落下衝撃を加速度波形で表示した例
梱包の衝撃やデジタルカメラの落下衝撃を記録した画面です。トリガを設定することによって衝撃波形を常に画面の定位置にとらえることができます。
異常振動が起きた時のみ記録/トリガ・プリトリガを使った記録
トリガ機能を使うと、予め設定した大きさの信号が入った時から記録を始めます。そのため長い時間待機させてもメモリを浪費することがありません。レコーダを待機させておい て、異常振動が発生したときのみ記録するという使い方が出来ます。
また、プリトリガの機能を使うと、トリガがかかった以前の信号を記録することが出来ます。これは、衝撃の記録に便利です。下の波形は衝撃を記録したものです。上方の左寄りに[T]というマークがありますが、そこがトリガが働いた時点です。下の波形ではトリガ以前40ms そしてトリガ以降 160ms の時間が記録されています。衝撃が働いた瞬間の前後のみが効率的に記録されているのがわかります。
パソコンで波形表示をする。周波数分析をする。
バイブロレコーダMODEL-9801付属のウェーブプロセッサを使用することで、レコーダ収録した波形をパソコンで観測することができます。ウェーブプロセッサは以下の特徴があります。
・波形表示、CSVテキスト変換をパソコン上で実現するアプリケーションソフトです。
・XY表示が可能です。
・報告書作成をサポートする図形入力、コメント入力とテンプレート機能があります。
・複数のファイルを一括してCSVデータに変換可能です。
■ オプションのFFT解析ソフトを使う (MODEL-9803-90)
エンベロープ解析が可能です。 1/3オクターブ解析が可能です。
仕様
基本仕様 | |
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測定機能 入力方式/CH数 |
メモリレコーダ、レコーダ 2チャンネル |
最高サンプリング速度 | 1M Sample/秒(1μ,全チャンネル同時) |
メモリ容量 | 12bit×2Mワード/CH |
バックアップ機能 | 時計、設定条件、波形データ |
外部制御端子 | 端子台、外部トリガ入力、トリガ入出力 |
インターフェイス | USB:UB2.0準拠、HighSpeed対応 機能:PCと接続してCFカードのファイルをPCへ転送 |
環境条件(結露なし) | 使用温湿度範囲:0~40℃、80%RH以下 保存温湿度範囲:-10~50℃、80%RH以下 |
消費電力 | ACアダプタ9786:AC100~240V(50/60Hz) バッテリパック9780:連続使用可能時間:約2時間 DC12V系:DC10~16V(接続ケーブルは受注生産) |
適合規格 | Safety:EN61010 EMC:EN61326,EN61000_3_2,EN61000_3_3 |
充電時間(9780) | 200分(25℃参考値)ACアダプタ9786使用 |
外形寸法・質量 | 寸法:約176W×101H×41Dmm 質量:約600g(バッテリパック9780装着時) |
付属品 | ACアダプタ9786、ストラップ、USBケーブル、 アプリケーションディスク(ウェーブプロセッサ9801専用)、 取扱説明書 |
入力部(確度は23±5℃80%RH以下、電源投入30分後にて規定、確度保証期間1年) | |
入力端子 | 絶縁BNC端子 |
測定レンジ | 10mV~50V/DIV、12レンジ、フルスケール(F.S):10 DIV ローパスフィルタ:5/50/500/5kHz |
確度、周波数特性 | DC振幅:±0.5%F.S. DC~50kHz-3dB |
入力抵抗、容量 | 入力抵抗:1MΩ、入力容量:7pF |
入力結合 | DC/GND |
最大入力電圧 | DC400V(入力端子間に加えても壊れない上限電圧) |
対地間最大定格電圧 | AC,DC 300V CATII |
メモリレコーダ機能 | |
時間軸 | 100μs~5min/DIV 20レンジ、時間軸分解能:100ポイント /DIV,時間軸拡大:×2~×10,圧縮1/2~1/1,000 |
サンプリング周期 | 時間軸レンジの1/100(最高1μs周期,全CH同時) |
記録長 | 20~20,000DIVの10段階 (連続の場合時間軸に制限あり) |
プリトリガ | トリガ以前の記録が可能、記録長に対し0~100% |
その他 | 電圧軸の拡大×2~×10,圧縮(1/2,1/5) |
外部記憶 | 設定条件,測定データ(テキストとバイナリ),画面データ |
画面コピー | 本体の表示画面を圧縮ビットマップ形式でCFカードに保存 |
スケーリング | 入力値を電圧から加速度などの物理量に変換できます |
自動保存 | 可能 |
波形モニタ | 波形画面にて波形をモニタしながら設定が可能 |
記録表示部 | |
表示体 | 4.3型WQVGA-TFTカラー液晶(480×272ドット) |
表示分解能 | 波形部:20DIV(時間軸)×10DIV(電圧軸) 1DIV=20dot×20dot |
トリガ機能 | |
トリガモード | 単発、連続 |
トリガソース | アナログ入力2CH,外部トリガ(2.5Vの立ち下がり又は端子ショート) , 各ソースごとにON/OFF |
トリガ種類 | レベル:設定電圧の立ち上がりまたは立下り ウインドウトリガ:レベルの上限値,下限値に入る又は出たとき |
その他機能 | トリガ前後を捉えるプリトリガ機能,トリガ出力 |
ウェーブプロセッサ(9801付属のソフトウェア仕様) | |
動作環境 | Windows 2000,XP,Vista(32bit版)が動作可能なPC (*2) |
ファイル読み込み | 9801で保存した波形データ(バイナリ形式,拡張子MEM) |
スライド表示 | 同一フォルダ内の波形ファイルを順次表示させることが可能 |
テキスト変換 | データ変換形式:CSV,データ間引き可能 |
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