「DC4-20mAについて」
こんにちは。本社のYです。
今回はよくある質問の中で「振動計のDC4-20mA出力とは何か?」とのお問合せがあります。振動監視では良く使われる用語、仕様になりますので下記ご参照ください。
DC4-20mAとはアナログ信号の一種となります。
測定対象が振動している大きさを4-20mAに変換して出力します。
振動がゼロの状態では4mA、フルスケール(仕様上の最大振動値)の状態では20mAの出力信号となります。そのためスパンとしては16mAとなります(フルスケール値の半分であれば12mA)。
ここで最小値が何故0mAではなく4mAとしているかですが、最小が0mAの場合、受信機での計測値が0mAの際、これが断線なのか振動値がゼロなのかが判断に迷います。最小が4mAであれば振動がゼロの場合は4mAを出力しますので断線ではないと分かります。
また他のメリットとしては、一般的に電圧伝送に比べノイズに強い、長距離伝送でも信号が減衰しにくい、計装信号では以前から標準かつ一般的であるため導入し易いなどがあります。
なおDC4-20mA(DC1-5V、DC0-10V等含む)と言われるレベル出力は、振動波形出力(AC出力、交流波形出力)のような周波数情報がないためFFT解析はできません。
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