「センサの防水について」
こんにちは。本社のYです。
今回はセンサの防水対応についてお話しようと思います。
お客様からの問合せで「水が掛かる環境にてセンサを使用したいが対応可能か」というお話をいただくことがあります。答えは「(条件が合えば)可能です」となりますが、センサ設置箇所における環境(水がどの程度の状況)により選定する製品が異なってきます。
その目安として保護構造等級(IP等級)が規定されています。
保護構造等級(IP等級)
1.保護構造等級の規定
IP①②
①外来固形物に対する保護 | ②水の侵入に対する保護 | ||
4 | 直径1㎜以上 | 3 | 鉛直から60度以内の散水 |
5 | 防塵(正常動作を妨げる粉塵が侵入しない) | 4 | 任意の方向からの飛沫 |
6 | 耐塵(粉塵が内部に侵入しない) | 5 | 任意の方向からの噴流 |
6 | 任意の方向からの暴噴流 | ||
7 | 一時的潜水 | ||
8 | 加圧条件下での継続的潜水 |
保護構造等級はIP①②で表すことができます。例えばIP64であれば外来固形物に対しては耐塵・水の侵入に対しては任意の方向からの飛沫に対して保護される構造と言えます。
センサの防水性については接続するセンサケーブルのコネクタによりIP等級が変わるもの、例えば同じセンサでもAというケーブルではIP64、BではIP68になります(コネクタの違いにより)。他にも直出しケーブルにての保護やモールドにて保護されているものがあります。
まずはIP等級と照らし合わせ必要なスペックのものを選定していく形がよろしいかと思います。
なお水面下で使用するセンサは水中センサとなりまた専用のセンサがあります。
以上、ご選定やご質問等ありましたら電話や下記URLからお問合せください
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PLC用センサアンプ MODEL-9401
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